シマノ コンプレックスCI4です。
初代コンプレックスとの違いは
ベアリングの数。(初代/9-1 CI4/8-1)
ボディーの素材。(初代/MGボディ CI4/CI4ボディ)
重量。(初代/210~215g CI4/200~205g)
値段。(初代/50000円 CI4/30000円)
違いは4点。
なんと重量は初代より軽いのだ。
そして定価は初代が50000円 CI4が30000円と2万円も違い割安感がある。
これは買いだろ!!
ってことで自ら購入。
このリールの一番の魅力はやはりリジットサポートドラグだ。
いのすけは同じぐらいの価格帯のレアニウムを使っていたのだが(定価の差額2000円)、さすがにドラグ性能はいまいち。ドラグだけが不満だった。
しかし、本体の軽さやトラブルの無さはいままでのシマノの常識を覆した。
2000円しか定価が違わないのに
ラピットファイア&リジットサポートドラグが付いてるというのだから出た当初びっくりした。
しかし、ハイギアっていうのが不安だった。
ハイギアはノーマルギアとくらべ巻き心地が重くなる。
しかもシマノの10ステラを除く中型リールはピニオンギアの付け根にベアリングがない。
そのため、重い巻き心地がモロにでてしまうのである。
ここをクリアしてない限り使いづらいだろうなと思っていたのも使用2回目にして感じなくなった。
思った以上に巻き心地が軽くなった。
さすがにイイ意味で理解不能である。
本日、そのリールを分解してそのあたりを解明したのでその解析をここに書いていきます。
まず、このマスターギア。
04ステラとかも黒ギアを使っていたのだが、まったく同じ材質ならばかなり頑丈で精度が高いのが特徴だ。
このクラスのリールにこのギアを使っているのであれば、
シマノはバスリールに対して相当本気であることが安易に憶測できる。
次にピニオンギアの付け根部分。
よーく見てもらえばわかるのだが、ピニオンギアとボディーの間にブッシュカラーがないのである。
CI4ボディーとピニオンギアが直に接触している。
ブッシュを入れてないということはCI4がブッシュ並みに、強く削れにくいということなのだろうか???
今後どうなるか少し不安だが、ブッシュと比べるとCI4のほうが硬いので付け根部分の滑りはよくなるはずだ。
感度もあがるかも?????
そしてこのベアリング。
ピニオンギア支持のベアリングだが、、、
通常このクラスのスピニングには入れてこないサイズで外径14ミリ。
今までのシマノだったらここは外径13ミリである。
小さな違いだがココが一番凄いといのすけは思う。
シマノのリールのコリ感はこのベアリングから来ている事が多かったのだが、大きくなることによって、耐久性が増しハイギアでのピニオン(ローター部)高回転に耐える事ができるようになるはずです。
小さな事だが、ちょっとづつ進化してますね。レアニウムのボディーと一緒かと思ってたのだが、違います。
そして、結構細かいクリアランス調整。
ワッシャー3枚いました。
しかも一枚は極薄。
シャフトも安心、オシュレートをがっちり支えてます。
この辺は大きな変更はないものの、やはりノーマルはグリスまみれですね。
この辺が価格差を感じます。
洗浄してクロスギアの付け根にベアリングを加えてやりました。
フリクションリングは溝が切ってある方。
レアニウムではフリクションリングは溝無しでした。(6/20追記:レアニウムも溝有りでした。)
細かいとこですがこれが2000円の差だとは思えないぐらいいろいろ進化してます。
ってことでヤバスギルんです。
だって、こんなん出したら初代コンプレックスが売れないじゃん。
初代コンプレックスもボディーがMGだから剛性感は出ていいんだろうが、いのすけはコレで充分です。
今年のフィッシングショーのときコンプレックスCI4を触って、ブースにいる人に「前のコンプレックスが売れなくなりません???」って聞いたら「そうですね。」って苦笑を返してくれたのが印象に残ってるんですが、、、、、
やっぱりそうなると思います!!!
ドラグがいいのでダブルハンドルにすればエギとかにも最高ですよ。
できれば、ノーマルギアと1000番クラスのも出してもらいたいですね!!
シマノさんよろしく!!!!
分解にあたって、、、
CI4ボディに使われるネジはピッチが広いタイプです。
締めすぎ注意です。
クロスギア付け根のベアリングは入れるだけではガタガタになるのでちゃんとワッシャーなどで調節してやりましょう。
いのすけのコンプレックスCI4はきれいに洗浄してIOSグリス&オイルで組み直してやりました。
これは、、、
もう一台欲しくなりますね。。。。
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