ベイトで何グラム?

イトキャスティングリール。
ある程度このリールが使えるようになったとき、何グラムまで投げれる(実釣可能)ものなのだろうか?と疑問に思ってチャレンジした人は少なくはないだろう。
実際自分もベイトを扱いだしたその日から未だに挑戦している。
現在いのすけは1,5グラムの金属系スプーンまで実釣可能な域にいるが、まだ満足はしていない。
ベイトリールのブレーキシステムは大きく分けて二つ。
マグネットブレーキと遠心力ブレーキだ。
だいたいのベイトリールはどちらかのブレーキシステム+スプールを直接締め付けるメカニカルブレーキがある。
お店をしているとどっちが飛ぶの?
どっちが軽い物を飛ばせる?
などという質問がよくくるのだが、まず「飛ぶ」「飛ばせる」という言葉に疑問を感じる。
人それぞれ「飛ぶ」という感覚に違いがあるからだ。
より遠くに飛ばすことなのか、実釣可能な領域でのことなのかということか。
それに、同じリールでも合わせるロッドとキャスティングフォーム、糸巻き量やブレーキセッティング、サミングの仕方などで飛距離はかなり変わってくる。
もちろんベストなセッティングは人それぞれ、一概にこれがいい!というものはないのだ。
正直に質問を返すと「あなたの投げ方や投げようとしているものや使うロッドやラインを見なければわかりません」ということになってしまう。
それではあまりにも曖昧なのでいのすけの持論を書いておきます。
最初に、ブレーキシステムの違いについて
遠心力ブレーキはスプールの遠心力に比例してブレーキがかかる。
だから低い回転数のときは弱く、高い回転数のときは強くブレーキがかかります。
マグネットブレーキは磁力でスプールを引きつけてブレーキをかける。
それに磁力が加わって高回転時にもある程度ブレーキがかかります。
スプールに磁石を近づけるとよくブレーキがかかり、遠くなると弱くなるというシステム
シマノのリールで多いのは遠心力かデジタルコントロール
デジタルコントロールについては凡人の自分には理解できないので話から除外させてもらいます。
ダイワのリールではマグネットかマグネット+遠心のマグフォースVと呼ばれるタイプ。
一般的には軽いものは遠心力が投げやすく、重いものはマグネットがよいと言われるが。
しかし、いのすけに言わせてみれば
どちらでも同じである。
なぜ同じかというと、ただ投げるという動作において限定して話をするが
ベイトリールの構造の一番重要なとこは
スプールとそれを支持しているベアリングが全てと言っても過言ではないからだ。
プールについては、軽ければ軽い程イイ
アリングは軽い力で回れば回る程イイ
のである。
飛距離を前提にベイトリール買う時には自分の使う糸の太さを考えた上で、よりスプールが軽くベアリングの状態が良い物を買うのをお勧めします。
結局、スプール本体を回すベイトリールはスプールをいかに回すかが重要なのである。
ここで話をあえて脱線させます。
おもいっきり野球のボールを投げる時に使う力を「投力10」
そのときボールが着地した地点を「飛距離10」とします。
このボールに紐がついていたらどうなるでしょう。
紐により空気抵抗が発生して野球のボールはあまり飛ばなくなるでしょう。
このとき紐が細ければ「飛距離10」に近くなり太ければより遠ざかる。
これがラインです。
次に、その紐に紐を巻き付けている滑車がついていたら、、、、
滑車というのは回転するがその回転はあくまでも単調である。
仮に10の力で投げた時に伝わる回転パワーを「回転10」とします。
「回転10」の力で回った滑車は序所に減速していつか「回転0」になります。
しかし、ボールの軌道と滑車の回転は一致しません。
そのズレが一番大きいのは回転10の力が加わった直後とボールが落ちた瞬間である。
たとえば、
人がボールを投げる→1,滑車に力が加わる→2,滑車に加えた力によりボールが少し減速する→3,滑車は10の力で回りだす→4,ボールの投力と滑車の回転力が同時に進行する→5,ボールが着地して投力は0になる→6,ボールは着地するが滑車は未だ5の力で回っている。
1から6まで、すべてに力のロスがあります。
もちろん「飛距離10」には到底到達できないであろう。
しかし、それを制御することによりより「飛距離10」に近づけることができます。
これが「ベイトリール」の役割なのです。
そしてバックラがより起こり易いのはこの間に不確定要素が起こった時と2,~3,の間と5,~6,の間。
この間をいかに制御するかで飛距離というのはかなり変わってくるのである。
だんだん言いたいことが複雑になってきたが、
スプールの重量とベアリングの回転は1~6まですべてに関わってきます。
重量は軽ければ軽いほどロスが少なく
そして、回転性能がよいほどこれもまたロスがすくなくなる。
これは確実なことである。
しかし、不思議なことに、使う竿、ルアー、リール、糸、糸巻き量によっては理解できない程、爆発的な飛距離を生み出すセットがあることも事実。
だからベイトリールは面白い!
ここでは「投げる」ということだけを前提に話をしてきましたが遠くに投げることや軽いものを投げることだけを考えると「強度」が弱くなり、技術的にも難しくなるはずです。
そして、「巻く」ということについても利点は多い。それはまた後ほど、、

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