感度のお話。

いきなり問いかけをします。
感度とはどういう値ですか?
明確な答えが出せる人は少ないかと思います。
それは感度が人それぞれ、曖昧だからです。
たとえば目をつむって物に触れる。
この状態を感度100パーだと例える。
果たして、それが生き物なのか、風や流れで動いているだけの物なのか、静止している物なのか、硬い物なのか、柔らかいものなのか、どんな形をしているものなのか、すぐに明確にわかる人がどれだけいるだろうか。
これをバス釣りに例えるとわかりやすくなるのではないだろうか?
100パーの感度でここまで曖昧な感覚で、すぐにバスなのか、ギルなのか、雷魚なのか、わかるであろうか?答えは「ノー」である。
ギルのアタリが「コ、コ、コ、コ、コ」とアタルのはそれはギルがルアーをくわえて首をふりながら噛んでいるからで、バイト直後すぐにはわからない。
雷魚やナマズはウネルようなヒキでわかるが、水中でバイトしてその瞬間はほぼわからない。
要は、魚がバイトしてその魚がどんな魚なのかがわかるのは、その魚特有の動きを魚自体が行動してからわかるのである。
じゃぁ、反対に感度が悪いとはどういう事だろう。
その答えは単に鈍感な竿、鈍感な糸、鈍感なリール、鈍感な感覚、このすべての要因で感度が悪いと感じるのである。
では、鈍感な竿とはどんな竿か?それは、衝撃を吸収してしまう竿。ブランクス自体が柔らかく手元に感じる前に、曲がりだけで小さなアタリを吸収してしまう竿や、どこかが歪んでいてその歪みが小さなアタリを打ち消してしまう竿などがあげられる。鈍感な糸とは伸びが多い糸、鈍感なリールとは糸から通じるアタリという信号を吸収してしまうリール。鈍感な感覚とはまさに読んで字のごとし。たとえば、いつも右でもつ竿を左で持って釣りをすればわかるでしょう。アタリがあって頭ではわかっていても体が動かない。もしくはアタリだと気づくまで時間差があるのである。
結局、感度というのはありすぎてもなさすぎてもダメなのである。
感度がありすぎると、魚特有のバイトアクションを起こす前に魚がルアーやエサを離してしまい、感度がなさすぎると釣り人が魚のバイトに気づかないのである。
魚がルアーやエサをくわえてどのタイミングで合わせるかは人それぞれでルアーや魚種によっても異なるのである。
ほどよい感度を自分自身で開拓していかなければならない。
だから、人それぞれ違うのが当たり前。
むしろ何も気にしないで魚をいかに釣るかを考えているだけのほうが釣れたりするのである。
以上!感度のお話でした。
これはあくまでもいのすけ個人の主観です。

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