スレについて考えてみる。。。

倉敷川は土日になるとものすごい数の釣り人が出たり入ったりしている。
だから並大抵の事をしていてもあまり釣れない。
しかし、そんな中でも二桁のバスを釣っている人もいる。
これはトーナメントでも同じである。
同じ場所を釣っていたのに上位の人はよく釣れるが他の人はあまり釣れなかった。
なんて話はザラである。
釣れない人は魚がスレているという一言で片付けてしまうとそこまでなのである。
その中で釣っている人は、何に対してスレているかを考えている人が多い。
原因はいくらでも考えられる。
ルアーに対してのスレ。
糸に対してのスレ。
人に対してのスレ。
物音に対するスレ。
もっと細かく突き詰めれば。
ルアーの色、大きさ、動き、動かし方。
糸の太さや、ラインをたたく時の音や、種類。
人の足音や、影や、声。
着水音。
など、他にもいっぱい原因は考えられる。
そして、スレとはバスの本能である
たとえば、鷹や鷲や鷺などの鳥が水面近くを飛んでいると、浅いとこにいる魚はものすごい勢いで逃げていく。
その現象にものすごく驚く人はそんなにいないのではないだろうか?
大型の鳥は魚を獲る。この動作に何も疑問を感じないだろう。だから魚は逃げる。
それが、自然なのである。それと同じで人間もまた、魚の天敵なのである。
じゃぁ、なぜ人間がバスを釣るという行為においてバスが逃げる事に不思議を感じる人がいまだにいるのだろうか?昔はルアーを見ても怯える事がなく食いついてくれるバスが多かったのが事実だからです。しかし、最近はルアーを見た事がないバスがほとんどいないと言っていいぐらい釣り人も増え、年月もたっています。
それがスレと繋がっているのです。
バスの本能の中にインプットされてしまえば人間もルアーも天敵でしかないのです。
逃げないのが普通と思っている時代はもう終わりです。
バスは逃げるのが普通。そう考えないと釣れない時代になっています。
だから、人間も鳥と同じように気配を消して魚に近づかなければならない。
バス釣りはそんなに簡単ではないのである。
だから、バスが見た事もないようなルアーが出続ける。
話が脱線してしまったが、、、
それでもバスは本能に忠実な生き物なのである。
食べたいと思えば食べる。
逃げたいと思えば逃げる。
イラっとすればかぶりつく。
バスの事をいかに考えて本能をくすぶるアプローチをいかにしてやるかで釣れ方が変わってくるのである。
時代と共に釣り人の考え方もバスの考え方も変わるのが自然な事なのである。
だからバス釣りは楽しい!

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